最近よく耳にする言葉
最近よくきく老害という言葉。
この老害とは、「老齢による弊害」の略語で、簡単に言えば、「年齢や経験を笠に着て、周囲に迷惑をかけるような高齢者」のことです。
具体的には、以下のような特徴を持つ人が老害と呼ばれていますね。
自分の経験や考えを押し付け、人の意見を聞かない
⇒いるいる!
高圧的な態度で、周囲に威圧感を与える
⇒います、います!
時代錯誤な考えが価値観の中心
⇒いわゆるガンコオヤジってやつですね
新しいことに抵抗する
⇒まず否定的な物言いからスタートしますね
自分のことしか考えず、周囲の迷惑を顧みない
⇒本当、やめてほしいです
仕事や社会の役に立っていないのに、権力にしがみついている
⇒政治家や中小企業の爺さん社長(会長)にたくさんいそうですね!
社会への悪影響
このような「老害」と呼ばれるような高齢者は、社会や組織に様々な悪影響を及ぼしかねませんし、実際及ぼしています、
たとえばですが、若い人の成長を妨げますし、いつまでも既得権益にしがみつき、その結果組織の活力を低下させていますし、若い人が伸び伸びと働く環境とチャンスを奪っているような気がします。
結果、組織やコミュニテの人間関係を悪化させることもあるでしょうし、大袈裟にいえば、それが長じて社会の進歩を阻害する要因にもなりかねません。
老害にならないためには?
老害は、誰にでもなる可能性があります。
若い人が今後年をとった際に老害にならないためにはどうしたらよいでしょう?
転ばぬ先の杖として知っておくことも悪くはないでしょう。
年齢や経験に関係なく、人の意見を尊重する
⇒これ、人間関係の基本ですね
常に新しいことに学び、変化を受け入れる
⇒好奇心を失うと若い人でも心は老人一直線ですからね
自分の言動が周囲にどのような影響を与えているかを考える
⇒傍若無人なのは、カッコよくありませんし、むしろカッコ悪いです
謙虚な気持ちで、周囲の人と協力する
⇒実るほど頭を垂れる稲穂かな、謙虚さは大事ですよね。
社会や組織に貢献できるよう、努力し続ける
⇒年を取れば取るほど、権力やお金にしがみつく人が多くなるような気がします。つまり考えることの中心は常に「自分のこと」。これはやめて欲しいですね。後進の育成、経験のシェア、暖かく見守る姿勢、これって世の中のためにもとても大事なことだと思います。
老害は、社会や組織にとって大きな問題です。老害にならないためには、常に謙虚な気持ちで学び続け、周囲や社会に貢献しようという意識を持つことがとても大切だと思います。
若者は老害とどう付き合うか
若者が老害と付き合うのは、なかなか難しいことかもしれません。
しかし、以下の点に気をつければ、少しでも楽に付き合えるかもしれません。
老害の言動にいちいち反応しない
⇒気に障わることを言われても、スルースルー!
老害の言動をすべて真に受けない
⇒気に障わることを言われても、スルースルー!
老害とできるだけ関わらない
⇒家族や学校にいたとしたら、そういうわけにもいかないのが厄介ですが…
結局、平凡な結論になってしまいますが、一番重要なことは老害の言動にいちいち反応せず、できるだけ関わらないようにすることが、もっとも被害に遭わないための最善策なんでしょうね。
老害にならないための栄養素、食事、運動
もう少し老害にならないための方法を考えてみましょうか。
誰しもなりたくありませんからね。
老害にならないためには、心身の健康を維持することが重要。そのためには、適切な栄養摂取、バランスの良い食事、効果的な運動が不可欠です。
「老害予防」に効果的な栄養素、食事、運動、生活を以下箇条書きで挙げてみましょう。
脳の健康を維持
DHA・EPA(青魚に多く含まれる)
ビタミンB群(豚肉、鶏肉、魚介類、豆類などに多く含まれる)
ビタミンC(柑橘類、キウイ、ブロッコリーなどに多く含まれる)
筋肉量の維持
タンパク質(肉類、魚介類、大豆製品などに多く含まれる)
骨の健康を維持
カルシウム(乳製品、小魚、大豆製品などに多く含まれる)
ビタミンD(魚介類、きのこ類、卵などに多く含まれる)
老害予防」のための食事
バランス良く、色々な食材を食べる
野菜や果物を積極的に摂る
魚を週に2~3回食べる
加工食品や揚げ物、甘いものは控えめにする
よく噛んでゆっくり食べる
老害予防のための運動
有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど
週に3~5回、30分以上行う
筋力トレーニング:スクワット、腕立て伏せ、腹筋運動など
週に2~3回、20分以上行う
ストレッチ:柔軟性を保ち、怪我を予防する
毎日、朝晩に行う
生活
十分な睡眠:睡眠不足は老化を早める
ストレス解消:ストレスは心身の健康に悪影響を与える
禁煙・禁酒:喫煙や過度な飲酒は老化を早める
結論
老害にならないためには、健康的な生活習慣を送り、心身の健康を維持すること、適切な栄養摂取、バランスの良い食事、効果的な運動が重要です。また、睡眠、ストレス、喫煙・飲酒などの生活習慣にも気を配る、というあまりにも平凡な結論にはなりましたが、結局は体と心の健康が大事なのでしょうね。
裏を返せば老害は健康ではない、「老害は不健康」ということなのでしょう。
老害の若者観
では、老害と呼ばれる老人たちは、自分たちを老害と呼ぶ若者たちをどう思っているのでしょう。
自分が老害であることを自覚し、反省している?
⇒それは、あまりなさそうですね
老害という言葉に腹を立て、若者たちを批判している
⇒大いにあるでしょうね。若者は萎縮してしまっています
老害という言葉の意味を理解していない
⇒知っても知らぬふりだったり
自分が老害かどうかを気にしている
⇒意識の高い方は、きちんと自分の言動を自覚しているのでしょうね。実際、上品なお年寄りの方も少なくありません。「お爺さん・お婆さん」と呼ばれるような方です。その一方で、どう考えても「お爺さん・お婆さん」とは呼びたくない「ジジー、ババー」としか呼びようのない人も多数存在しています。
老害であることを自覚し、反省している人も中にはいます。
そのような方々は、自分たちの言動が周囲に迷惑をかけていることを理解し、改善しようと努力していると思います。
その一方で、老害という言葉に腹を立て、若者たちを批判している人は、自分たちの経験や価値観を否定されたと感じ、反発しているのでしょう。それもムキになって。
老害という言葉の意味を理解していない人は、老害という言葉が自分たちを批判する言葉であることを認識していない可能性があります。自分が老害かどうかを気にしている人は、老害という言葉の持つネガティブなイメージに不安を感じているのかもしれません。
最後に
老害という言葉は、使い方によっては人を傷つける言葉になり得ます。使う場合は、十分注意する必要があるかもしれません。
若者たちが老害と呼ばれている老人たちは、互いを尊重し、相手の意見に耳を傾けるように努める必要があるのでしょうね。難しいかもしれませんが。
と同時に、世代間のギャップを理解し、コミュニケーションを工夫する、共通の話題を見つけて交流を深めるよう、お互い歩み寄ろうとする姿勢が大切なのでしょう。
この心構えは、若者・高齢者の関係のみならず、外国人に対して、宗教を信仰している人に対してなど、自分とは違う文化や価値観を持っている人たちに対しても必要なことだと思います。
コミュニケーションスキルといっても良いでしょう。
コミュニケーションスキルを磨いて、少しでも良い世の中に、殺伐とした気持ちにならない豊で生きやすい社会環境になっていくと良いですよね!