鍵を握るのは共通テスト
国立大学の医学部を受験するのであれば、とにもかくにも、毎年1月の中旬に行われる共通テストで高い点数をとらなければなりません。
目安としては、85%から9割以上は取らないと、その後の二次試験でどんなに良い点数をとっても不合格です。
つまり、共通テストでまずは良い点数を取る必要があるということです。
共通テストについて
では、共通テストについて詳しい説明をさせていただきます。
共通テストとは、日本の大学入試において採用される共通の試験のことです。2021年度からは、従来のセンター試験に代わって実施されることになりました。
共通テストは、高校3年生や高校を卒業した浪人生、または高卒認定試験に合格し、高校卒業資格を得ている受験生がが受験対象となり、英語・数学・国語の3科目が必須科目として設定されています。また、大学や学部によっては、追加の選択科目を設定している場合があります。
共通テストは、2日間にわたって実施されます。
1日目には英語と数学が、2日目には国語と選択科目が行われます。選択科目は、学生が事前に選択した科目の中から1つを受験することになります。
共通テストの結果は、各大学の入試において使用されます。共通テストの得点に加え、高校の成績やエントリーシート、面接などが合わせて総合的に判断されます。
共通テストの導入によって、地域差や高校の教育内容の違いが入試に影響を与えることを抑制することが期待されています。また、大学側も、共通テストの結果を参考にしつつ、個性的な入試方法を開発することができるようになるとされています。
英語の共通テスト対策
では、この共通テストで、出来るだけ満点に近い点数をゲットするための方法を書いていきたいと思います。
まずは英語からです。
共通テストの英語で高得点を取るには、以下の勉強法が効果的です。
英語のリスニングに慣れる
共通テストの英語には、長文読解やリスニング問題が含まれます。特にリスニング問題は、日本語訳がなく、聞き取りが難しいため、事前の練習が必要です。英語の映画やドラマ、ニュース、ポッドキャストなどを積極的に聞くことで、英語のリスニング力を鍛えることができます。
長文読解に慣れる
共通テストの英語には、長文読解問題が出題されます。この問題は、文章の主旨を理解することが重要です。長文を読む習慣をつけ、主旨を要約する力を養うことが大切です。
単語の暗記
共通テストの英語には、単語問題も出題されます。高校英語の授業で学習した単語を復習するとともに、SATやTOEFLなどの英語試験で出題される単語も覚えておくことが有効です。
文法の習得
共通テストの英語には、文法問題が出題されます。基礎的な文法から発展的な文法まで幅広く出題されるため、基礎的な文法を理解し、演習問題を解くことが重要です。
過去問題を解く
共通テストの英語には、毎年出題傾向が変わるため、過去問題を解くことが有効です。過去問題を解くことで、出題傾向を理解し、自分の弱点を把握することができます。
以上のように、共通テストの英語で高得点を取るためには、リスニングや長文読解など、幅広い英語力を身につけることが大切です。また、過去問題を解いて出題傾向を把握することで、対策を立てることができます。
数学の共通テスト対策
共通テストの数学で高得点を取るためには、以下のような勉強法が効果的です。
基礎からの確認
共通テストの数学には、高校数学の範囲が出題されます。まずは高校数学の基礎から確認し、習得することが大切です。基本的な数式やグラフの描き方、図形の性質などをしっかりと理解しましょう。
問題演習の習慣化
数学は、問題演習が非常に重要な要素です。共通テストの数学では、問題の形式が多様で、知識だけでは解けない問題も出題されます。多くの問題に取り組むことで、様々な問題に対応できる力を身につけましょう。
基本問題から発展問題まで
共通テストの数学には、基礎的な問題から発展的な問題まで出題されます。基礎的な問題から始め、徐々にレベルを上げて取り組むことで、発展問題にも対応できるようになります。
無駄な計算をしない
共通テストの数学は、時間制限があるため、無駄な計算をすると時間がかかります。解答方法を選ぶことで、無駄な計算を減らし、効率的に問題を解くことができます。
過去問題の演習
共通テストの数学には、毎年出題傾向が異なるため、過去問題の演習が重要です。出題傾向を把握することで、自分の弱点を洗い出し、対策を立てることができます。
前向きな姿勢
共通テストの数学は、難問が多く出題されるため、挫折感を覚えることもあるかもしれません。しかし、前向きな姿勢で取り組むことで、理解が深まり、得点力が上がります。
以上のように、共通テストの数学で高得点を取るためには、基礎からの確認や問題演習、過去問題の演習などが大切です。また、無駄な計算を減らず、効率的な解答方法を選択すること、前向きな姿勢で学習に取り組むことも重要です。以下に、数学の各分野ごとに効果的な勉強法をいくつか紹介します。
【代数】
代数は、数式の解法やグラフの描き方を中心に学ぶ分野です。共通テストの代数問題では、式変形や方程式の解法、不等式の扱い方などが出題されます。代数の勉強では、代数式の基本的な法則や定理を理解し、積極的に問題演習を行うことが大切です。
【幾何】
幾何は、図形の性質や図形の作図法を学ぶ分野です。共通テストの幾何問題では、平面幾何や空間幾何の問題が出題されます。幾何の勉強では、図形の性質を覚え、問題を解くために必要な作図法を習得することが大切です。また、図形を自分で描いて解くことで、図形の性質をより理解することができます。
【微積分】
微積分は、関数の微分や積分を学ぶ分野です。共通テストの微積分問題では、微分や積分の計算問題や、極値や曲線の接線の問題が出題されます。微積分の勉強では、微分や積分の公式や定理を覚え、問題演習を積極的に行うことが大切です。また、微積分は数学の基礎となる分野であるため、基礎的な問題から発展的な問題まで幅広く取り組むことが重要です。
【統計・確率】
統計・確率は、データの解析や確率的な現象の扱い方を学ぶ分野です。共通テストの統計・確率問題では、平均や分散の計算問題や、期待値や分布の問題が出題されます。統計・確率の勉強では、基本的な統計量や確率の計算方法を覚え、データの解析や確率的な現象の理解を深めることが大切です。
以上のように、数学の各分野ごとに勉強法を工夫することで、効率的に学習を進めることが大切です。その他にも、以下のようなポイントにも注意して勉強を進めていくと良いでしょう。
演習問題を多く解くこと
共通テストの数学は、問題演習が非常に重要な要素となっています。そのため、演習問題を多く解いて、問題に慣れることが必要です。また、解説付きの問題集や教材を使うことで、問題の解法を理解することができます。
過去問を活用すること
共通テストの数学の過去問を解くことで、出題傾向や問題の難易度を把握することができます。また、過去問を解くことで、自分が苦手とする分野や問題形式を特定し、対策を立てることができます。
解答時間の配分に気をつけること
共通テストの数学は、時間内に多くの問題を解くことが求められます。そのため、解答時間の配分に気をつけて、短時間で解ける問題から着手することが大切です。また、解答時間がかかってしまった問題は、時間を取りすぎずに次の問題に移ることも重要です。
自分なりの勉強法を見つけること
最も効果的な勉強法は、自分自身が見つけることです。自分に合った教材や問題集、勉強時間やスタイルなどを見つけ、効率的に学習を進めることが大切です。また、勉強に疲れたときは、リフレッシュするための時間をとることも大切です。
以上のように、共通テストの数学で高得点を取るためには、各分野ごとに勉強法を工夫し、効率的に学習を進めることが必要です。演習問題を多く解くことや過去問を活用することなど、効果的な勉強法を取り入れつつ、自分に合った勉強法を見つけることが大切です。
国語の共通テスト対策
共通テストの国語は、現代文・古文・漢文の3つの分野から構成されます。それぞれの分野で高得点を取るためには、以下のような勉強法が効果的です。
現代文
記事や小説を読むこと
共通テストの現代文では、文章の理解力が求められます。そのため、新聞や雑誌などの記事や小説など、様々な文章を読むことが大切です。読み取り方や重要なポイントを把握することで、文章をより深く理解することができます。
要約・概括力を鍛えること
現代文の問題では、文章の要約や概括が求められることがあります。そのため、読んだ文章を要約・概括する練習をすることが重要です。また、要約や概括の方法を習得し、簡潔で明確な文章を書く練習も有効です。
古文
基本的な文法を学ぶこと
共通テストの古文では、古典的な文語体の文章が出題されます。そのため、基本的な文法をしっかりと理解することが必要です。例えば、「連体修飾語+体言」といった基本的な文法規則を理解し、練習問題などを通じて身につけることが大切です。
漢字の読み方を覚えること
古文には、現代の漢字とは異なる読み方が多く含まれています。そのため、古文の問題を解くためには、漢字の読み方を覚えることが必要です。古文の教科書や問題集には、漢字の読み方の一覧表が載っていることが多いので、しっかりと覚えておくことが大切です。
漢文
基本的な文法を学ぶこと
漢文も古文同様に、古典的な文章が出題されます。そのため、古文と同様に、基本的な文法をしっかりと理解することが必要です。また、漢文の文章の構造や特徴を把握し、漢文を読む練習をすることも有効です。
漢字の読み方や意味を覚えること
漢文には、多くの漢字が出てきます。そのため、漢字の読み方や意味を覚えることが必要です。漢字の読み方や意味を覚えるには、漢文の教科書や問題集を繰り返し読むことが効果的です。また、漢文の文章に頻出する漢字を暗記することも有効です。
句読点の意味を理解すること
漢文には、現代の日本語とは異なる句読点が使われます。そのため、句読点の意味を理解し、文章の意味を正しく解釈することが大切です。句読点の意味を理解するためには、漢文の教科書や問題集に句読点の説明が載っていることが多いので、しっかりと読んで理解することが重要です。
以上のように、共通テストの国語では、分野ごとに異なる勉強法が必要となります。現代文、古文、漢文それぞれの分野で、正しい勉強方法を身につけ、実践的な練習を繰り返すことが、高得点を取るための鍵となります。
頑張ろう!
いかがでしたでしょうか?
参考になったでしょうか?
とにかく、丁寧かつ着実に!
すぐに結果を求めない。
毎日、コツコツと。
国立を目指すには、この姿勢がものすごく大切です。
国立大学の医学部を目指す皆さま、ご健闘をお祈りいたします!